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【クラーク記念国際高校 口コミ体験談】コロナ禍の不登校からクラーク記念国際高校へ。スマートコースでの卒業と、母が感じた「学校選び」のリアル

2026年2月13日

【クラーク記念国際高校 口コミ体験談】コロナ禍の不登校からクラーク記念国際高校へ。スマートコースでの卒業と、母が感じた「学校選び」のリアル

「このままでは、進級できないかもしれない」 2021年の冬、高校1年生だった彼女とご家族は、人生の大きな分岐点に立っていました。コロナ禍による行事の制限、大人数での合宿、そして思うように馴染めないクラスの空気。心身のバランスを崩し、登校できなくなった娘を前に、お母さまの胸に去来したのは「この子の居場所はどこにあるのか」という切実な問いでした。 そんな時、一筋の光となったのは、同じ悩みを持つママ友からの「通信制高校」という選択肢でした。 急いで門を叩いたクラーク記念国際高等学校。そこで出会った親身な先生の支えにより、彼女は「高校卒業」という切符を手にすることができました。 しかし、オンライン中心の学びには、通信制ならではの「自己管理の難しさ」や「アナログなシステムへの戸惑い」という壁も待ち受けていました。本記事では、転入から卒業までを支えたお母さまの視点から、クラークでの実体験、そして後に弟さんが進学したN高等学校との違いを通して見えた「後悔しない学校選びのポイント」をお届けします。

2021年12月、都内の私立高校に通っていた彼女は、クラーク記念国際高等学校・高田馬場キャンパスへ転入しました。

 当時、高校1年生の3学期。私立の全日制高校に入学したときでは、コロナ禍で学校行事や授業の多くが制限され、新しい環境に慣れることが難しい時期でした。

 もともと人見知りな性格で、集団生活が得意ではなかった彼女にとって、高校生活のスタートは思いのほか大きなストレスとなりました。

 「入学してすぐにあったオリエンテーション合宿がつらかったようです。知らない生徒が300人ほど集まる宿泊行事で、人見知りの娘にはかなりハードルが高かった」とお母さまは振り返ります。

 合宿をきっかけにクラスになじむことができず、学校に行くことが次第に苦痛になっていきました。

 さらに、感染対策による行事中止やリモート授業が増えたことも、クラスに馴染みにくく心のバランスを崩す要因になったといいます。

 「後期に入る頃には、授業に出られない日が続き、欠席が増えていきました。単位が取れないかもしれないと聞いて、年度末まで通い続ける精神力が残っていなかったと思います」とお母さま。

 10月頃にはついに登校できなくなり、進級が難しい状況に追い込まれていました。

転入を決めたきっかけは「ママ友のひと言」

 退学か転校か。2年生に上がる時期が近づき、彼女の家庭では大きな決断を迫られました。

 そんなとき、同じ学年の子どもを持つママ友から「通信制高校も選択肢にあるよ」とすすめられたのだといいます。

 「その方のお子さんも、前期で私立高校を辞めてクラークに転入していました。

 “ここなら自分のペースでやれるよ”と言われて、まずは話を聞いてみようと思いました」とお母さま。

 通信制高校という仕組みを当時はまったく理解しておらず、「残り3か月でどうやって1年分の単位を取るのか」と半信半疑だったといいます。

 しかし、クラークの窓口担当者が丁寧に制度を説明してくれたことで、安心して転入を決意。

 「本当に親切でした。進級に間に合うように配慮してくださって、システムも一つ一つ丁寧に教えてくださいました」と話します。

 こうして、彼女は高校1年生の3学期(2022年1月)からクラークの「スマートコース(オンラインコース)」に転入しました。

オンラインで学ぶ日々――「自由」と「難しさ」

 転入後、彼女は通学オプションをつけず、完全オンラインで学習を進めるスマートコースを選びました。

 授業は主に動画視聴と課題提出で構成され、スクーリング(面接授業)は指定日にキャンパスで受ける仕組みです。

 しかし、その「スクーリングの管理」が想像以上に複雑でした。

 「娘は心身の不調もあり、自分でスケジュールを管理するのが難しかったです。

 補講の時期にスクーリングをためてしまって、最後の方は毎日通うはめになっていました」とお母さま。

 加えて、当時はスクーリング出席カードは紙でスタンプ式というアナログな方法で、出席記録のミスも発生したそうです。

 「先生に“単位は大丈夫です”と言われていたのに、後になって“単位が足りていない”と指摘されました。

 若い先生が多く、仕組みをよくわかっていない先生もいました。」と語ります。

 同じ通信制高校でも、後に弟さんが進学したN高等学校の方は、すべてがデジタル管理されていて驚いたそうです。

 「N高ではレポート提出も出席もオンライン上で一目で確認できます。

 クラークは管理面ではやや煩雑に感じました」。

教員との関わり――“良い先生”に救われた一年

 スマートコースでは、担任の先生やスクールカウンセラーと面談の機会があります。

 ただし彼女の場合、心身の不調が続き、面談にはお母さまが代わりに参加することが多かったといいます。

 「進路相談というより、出席や単位の確認が中心でした。こちらから連絡しないと学校からの報告が来ないこともあり、

 娘がどれだけ出席しているのか、私が先生に問い合わせて確認していました」。

 一方で、転入当初に担当してくれた先生の存在は、母子にとって大きな支えになったそうです。

 「その先生は本当に親身で、残りわずかな期間で単位を取れるよう一緒に考えてくださって。

 あの先生がいなかったら、娘は進級できなかったと思います」とお母さまは語ります。

 人間的な温かさを持つ教員が多い一方で、システム面の統一が不十分だったことが“支えと不安”の両方につながったようです。

「通学コースの生徒を見るのがつらかった」

 クラークでは、同じキャンパス内に通学型コースの生徒も通っています。

 彼女が選んだスマートコースの生徒も、スクーリングの際は同じ校舎に登校する必要がありました。

 そのときに見かける、制服姿で楽しそうに話す通学コースの生徒たちの姿が、Aさんには少しつらかったといいます。

 「自分もかつては“普通の高校生活”を送っていたのに、もう戻れないのかもしれない――。

 そんな気持ちがよぎって、学校に行くのが苦しくなる日もありました」とお母さま。

 また、オンライン中心のコースでは先生からの進捗連絡が少なく、

 「こちらから連絡しないと“課題が遅れています”という通知も来ない」状況だったため、

 自分で管理できない生徒にとっては負担が大きかったと感じています。

 「通信制高校は、子どもの状況に合った仕組みを選ぶことが何より大切だと痛感しました」と語ります。

卒業、そして進学を目指す今

 彼女は無事にクラークを卒業しました。

 進路指導については「ほとんど受けなかった」といいますが、卒業後、自分で大学進学を目指して勉強を始めています。

 「3年生のときに行きたい大学が見つかり、そこに向けて自分で勉強しています。

 今は心身の回復が最優先で、予備校には通わず、オンラインの学習動画使ってコツコツ勉強しています」とお母さまは話します。

 通信制高校で学んだ3年間は、決して楽ではなかったものの、少しずつ自分のペースで前に進む力を育ててくれた時間でもありました。

他校との比較から見えた「わかりやすさ」の大切さ

 弟さんが進学したN高との比較を通じて、お母さまは改めて通信制高校選びの難しさを感じたそうです。

 「通信制高校には本当にいろんな形があります。

 うちは時間がなくてクラーク一択でしたが、もしもう少し余裕があれば、複数校を比較して選べばよかったと思います」。

 合同説明会に行き、担当者と直接話すことで、学校の雰囲気やシステムの違いを体感できるといいます。

 「通信制高校も今は“特別な選択”ではなく、普通の進路のひとつになっています。

 だからこそ、実際に話を聞いて、自分の子に合ったスタイルを見つけることが大切です」。

 クラークへの感謝を忘れることはありません。

 「最初に対応してくださった先生のおかげで進級できたのは本当にありがたかったです。

 学校に不満があるわけではなく、娘の状況に合うシステムではなかっただけ。今でも感謝の気持ちは大きいです」とお母さまは締めくくりました。

まとめ

彼女のケースは、コロナ禍の不安や体調不良から通信制高校へ転入した多くの生徒たちと重なります。

 クラークのスマートコースは、家庭や本人の状況に応じて柔軟に学べる一方で、自主性が求められる環境です。

 生徒一人ひとりのペースを尊重する学び方ができる反面、管理やサポートの仕組みを理解しておくことが重要といえるでしょう。


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