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【日本目黒大学高校 口コミ体験談】芸能活動と卒業を両立。「芸能クラス」の通信制へ編入した私の選択

2026年2月14日

【日本目黒大学高校 口コミ体験談】芸能活動と卒業を両立。「芸能クラス」の通信制へ編入した私の選択

「もっと活動に専念したい、でも高校は卒業したい」。 芸能界やプロスポーツなど、特別な才能を磨く若者にとって、全日制高校の「出席日数」は時に大きな壁となります。 今回お話を伺ったのは、小学生からアーティスト活動を続け、高校2年で全日制から同校の通信制課程へ編入した女性。同じ校舎、同じ仲間がいながら、学びの形を変えることで「夢への時間」を確保した彼女が語る、自由と自己責任のリアリティとは。

小学生から始まった芸能活動と高校生活の両立

彼女が芸能活動を始めたのは、小学生の頃でした。歌うことが大好きで、音楽活動を中心にさまざまな現場を経験してきたといいます。
高校進学の際には、芸能活動を続けやすい環境を求め、芸能活動に理解のある目黒日本大学高校の全日制課程を選びました。地元は東京ではなかったものの、「芸能活動を続けるために東京に出る」という強い意志を持って上京したそうです。

「全日制高校でも、芸能活動をしている生徒が多くいました。活動を学校に証明する“活動証明書”を提出する必要があったり、クラスの半分近くが芸能関係の生徒だったりと、周囲の理解もありました。」

とはいえ、現場仕事と学校生活の両立は簡単ではありませんでした。撮影やレッスンで急に休みや早退が必要になることも多く、登校できる日が限られてしまう時期がありました。
「毎週どこかしら休むことがありました。登校した日に突然仕事が入って早退することもあって、周りに迷惑をかけてしまうような気がしていました。」

高校2年生のはじめには、1週間ほど連続で欠席してしまったことで学校に馴染めなくなり、出席日数も不足してしまいます。
それでも、学業を諦めたくなかった彼女は「どのような形でも高校は卒業したい」という気持ちで通信制高校への編入を考え始めました。

通信制高校への編入という決断

編入先として選んだのは、「目黒日本大学高等学校 通信制課程 芸能スポーツプロフェッショナルクラス」でした。
同校は、芸能活動やスポーツ活動に打ち込む生徒を対象とした通信制のコースで、単位取得の柔軟な対応や、芸能活動と学業の両立を支援する仕組みが整っています。

「全く新しい学校に入るのではなく、もともと通っていた全日制高校の通信制課程に編入する形でした。校舎も同じで通いやすかったですし、全日制からの転入生も多く、環境の変化に戸惑うことは少なかったです。」

通信制では、学習の中心は自宅でのレポート提出になります。教科書をもとに課題を解き、テスト形式のレポートを月ごとに提出します。
「当時は紙のレポートで、教科書を見ながら答えを書き込んで提出していました。1か月分が冊子になっていて、それを郵送で提出するんです。芸能活動の報告をまとめた“活動報告レポート”もあり、それを単位として認めてもらえました。」

スクーリングは月に2〜3回ほどあり、朝から夜までの授業に参加します。
「スクーリングでは、同じように全日制から通信制に切り替えた友達と一緒に過ごすこともありました。芸能活動をしている子が多かったので、話も合いましたね。仕事先で知り合った子が同じクラスになることもありました。」

体育や家庭科の授業は全日制と同じような形で行われ、実技中心の授業では自然とクラスメイトとの交流も生まれました。

自分で管理する学びの大変さとやりがい

通信制高校では、自分のペースで学べる一方、自己管理が求められます。
彼女も、最初はその点に苦労したといいます。

「通信制高校は、全日制に比べて友達と会う機会が少ないです。家でレポートをやっているときに分からないことがあっても、すぐに聞ける相手がいない。単位の管理も自分でやらなければいけないので、最初は大変でした。」

スクーリングのときに先生へ質問することはできましたが、当時はオンラインの連絡手段が整っていなかったため、質問のタイミングは限られていました。
「連絡は電話か、スクーリングのときに直接聞くしかありませんでした。だから、“自分でどうにかしよう”と思うことが多かったです。」

また、レポート提出にも苦労があったと話します。
「提出は郵送で、締切日“必着”でした。遠方で仕事が続くと、郵送が間に合うかギリギリのときもあって。オンラインで提出できたらいいなと感じましたね。」

それでも、限られた時間の中で芸能活動と学業を両立させ、高校卒業という目標を果たしたことは、大きな達成感につながりました。
「通信制にしたことで、空いた時間にレッスンや仕事の準備に取り組むことができました。自分のやりたいことにしっかり時間を使えたのは良かったです。」

行事・交流・学びの「リアル」

通信制高校というと「一人で黙々と学ぶ」イメージがありますが、彼女の学校では、クラスメイトとのつながりも感じられたといいます。

「体育祭や文化祭といった行事もありました。体育祭は参加できませんでしたが、文化祭は全日制と合同で行われていて、規模も本格的。自由参加ではありましたが、学校の一体感を感じられる良い機会でした。」

芸能スポーツコースには、アーティスト志望の生徒だけでなく、ダンサーやスポーツ選手を目指す生徒もいました。多様な仲間との出会いが刺激になったといいます。
「芸能関係の人が多くて、みんな夢に向かって努力していました。通信制でもクラスの雰囲気は明るく、励まし合える関係でした。」

学校の先生も、生徒一人ひとりの状況を理解しようとしてくれたそうです。
「担任の先生が親身に話を聞いてくださる方で、相談しやすかったです。毎月面談のような機会もあり、こちらから相談すればしっかりサポートしてもらえました。」

通信制高校で得た「自分らしく学ぶ力」

「通信制高校で過ごした時間は、自分の責任で行動することを学ぶ期間だったと思います」と、彼女は振り返ります。

芸能活動との両立は、時間の管理も精神的なバランスも難しいものでした。しかし、限られた時間の中で「今できること」を考え、自分のペースで努力を続けたことで、高校卒業という一つのゴールにたどり着きました。

「通信制高校では、授業が少ない分、勉強の時間は完全に自分次第です。やる気があればどこまでも伸ばせるし、サボればそのまま遅れてしまう。自分の匙加減で学びの質が変わると思います。」

それでも、「やりたいことが決まっている人にはすごく良い環境」だと彼女はいいます。
「自由な時間が多い分、自分の夢に向けて行動できる。芸能やスポーツに打ち込みたい人にはぴったりです。」

一方で、「勉強の習慣がなくなってしまったことは少し残念」とも語ります。
「全日制のときは勉強する時間が当たり前にあったけど、通信制だと自分次第になってしまう。だからこそ、自分で計画を立てて動ける人が向いていると思います。」

これから通信制高校を選ぶ人へ

最後に、これから通信制高校を検討している人へのメッセージを伺いました。

「通信制高校にもいろいろなタイプがあります。通学頻度が多い学校もあれば、完全オンラインの学校もあります。私が選んだように“芸能活動を支援してくれる環境”もあれば、学習中心の学校もあります。自分の性格や生活スタイルに合う学校をしっかり見極めて選んでほしいです。」

彼女が通信制高校に編入する際には、保護者も出席日数や友人関係を心配していたといいます。それでも、「卒業したい」という本人の意思を尊重してくれたことが、彼女の背中を押しました。
「結果的に、通信制高校にして良かったと思っています。高校を卒業できたことで自信がつきましたし、芸能活動も続けることができました。」

通信制高校は、決して“逃げの選択肢”ではありません。自分の夢を追いながら学びたい人にとって、自分らしい生き方を実現するための一つの方法でもあります。

しかし彼女は通信制高校という選択について、必ずしも肯定的というわけではありません。

「私は通信制高校に通ったことで出来たことが沢山あったのでよかったと思いました。しかし、芸能など将来が不安定ではあるので全日制高校に通ってしっかり勉強しておくのも手だと思っています」

全日制高校のころに比べて勉強習慣が少なくなってしまったからこそ、学習の大切さを実感しました。

芸能活動と学業の両立に悩みながらも、通信制高校で自分らしい学び方を見つけた彼女。
「自分で選んで、自分のペースで学ぶ」経験が、彼女に大きな成長をもたらします。芸能の道を歩みながらも、高校卒業という目標を叶えたその姿は、同じ夢を追う学生の参考になるでしょう。

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