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【トライ式高等学院 口コミ体験談】起立性調節障害と向き合い、トライ式高等学院から法務教官への夢を掴むまで

2026年2月13日

【トライ式高等学院 口コミ体験談】起立性調節障害と向き合い、トライ式高等学院から法務教官への夢を掴むまで

「それまで普通に学校に行けていたからこそ、急に人生のレールから外れてしまった感覚があって、すごく不安でした」 中学から高校にかけて発症した「起立性調節障害(OD)」。思うように動かない体と、コロナ禍という特殊な状況下で、彼女はかつて当たり前だと思っていた日常を失い、深い孤独と焦燥感の中にいました。 しかし、そんな彼女が選んだのは「諦めること」ではなく、**「自分に合った学びの場を探すこと」**でした。 通信制高校(高松中央高等学校)とサポート校(トライ式高等学院)という選択。そこで出会ったのは、体調を最優先にしながらも、大学受験という目標を共に追いかけられる仲間と、個別の歩みを否定しない先生たちでした。 現在は京都産業大学法学部で学び、将来は「法務教官」として少年の立ち直りを支えたいと語る彼女。本記事では、病気との向き合い方から、通信制ならではの受験対策、そして「レールを外れることは怖くない」と確信できるまでの軌跡を詳しくご紹介します。

起立性調節障害とコロナ禍、そして通信制高校への転校

彼女が起立性調節障害と診断されたのは高校1年生の時でしたが、中学3年生の後半から部活や塾の忙しさで疲れが取れないことから、夜の寝つきが悪く、血圧の関係で立ちくらみが起こるなど、次第に体調に変化が出てきました。

両親が医療関係で働いていたこともあり、コロナ禍で他人との交流をあまりよく思わず、友人と思うように遊べないことで、心理的にも負担がありました。

彼女はその時のことを、「それまでは普通に学校に行けていたので、学校にあまり行けなくなってしまったことで急に人生のレールから外れてしまった感覚があってすごく不安でした」と振り返っています。

全日制高校に通っていたものの、起立性調節障害の影響で通学が難しくなり、高校1年生の10月に私立高松中央高等学校と連携校のトライ式高等学院へ転入することを決めました。

通信制高校を選んだ理由

通信制高校に進むことをすすめてくれたのは両親でした。トライ式高等学院の提携校であった私立高松中央高校のオープンキャンパスに行き、そこで決めました。

私立高松中央高校は家から遠くにありましたが、サポート校であるトライ式高等学院は家から近く、さらに塾のように1対1で対応してもらえることが決め手になりました。私立高松中央高校はテスト期間の際に登校し、それ以外の時期はトライ式高等学院で勉強を進めていたそうです。

通信制高校を選択しつつも、それまで全日制の学校にずっと通っていたため通信制高校の実態がわからず、その生活に不安がありました。


トライ式高等学院での学校生活

トライ式高等学院ではキャンパス通学型とオンライン型があり、彼女はキャンパス通学型を選択していました。

起立性調節障害を抱える中、トライ式高等学院の生活はどのようなものだったのでしょうか。

トライ式高等学院は、起立性調節障害に十分に配慮してくれたといいます。受けたい授業を申請したあと、可能であれば授業を受け、そうでなければお昼ごろから授業を受けていました。授業に行けなくても、別日の登校しやすい時間帯に再調整してくれました。規律性調節障害は通信制高校に通ってからは次第に落ち着き、週3日ほど通えるようになったそうです。

全日制高校では起立性調節障害を理解してくれたものの、授業は休んでいる間にどんどん進んでしまうため、「全日制高校では勉強が置いていかれる感覚があったけど、通信制では自分のペースで学べたのが助かりました」と彼女は話してくれました。

トライ式高等学院では、高校らしいイベントが企画されていました。修学旅行や文化祭があり、「サポート校は塾みたいだったけど普通の高校っぽさがあった」そうです。

また大学受験対策に関しては、彼女は推薦型での受験を考えており、トライ式高等学院では推薦を受ける学生のための合宿(東京で2泊)がありました。そこでは全国から100人くらい集まり、面接練習や小論文の書き方を学びました。
「合宿では、同じように公募推薦を目指している人と話せて、自分がしている対策を共有できたのが心強かったです」

推薦型入試を受けるにあたって、通信制高校だから何か違う対策があったのか伺ったところ、「推薦は自分の夢や目標を確立させて挑むので通信制ならではの違いはありません」と答えてくれました。

友人と学び、大学へ

サポート校に通う中で友人もできましたそうです。全日制高校の友人とは授業の話が合わず、同じ境遇の友人ができたことはよかったと振り返りました。友人とは授業の空きコマで一緒にテスト勉強や面接練習をしていたといいます。その友人とは大学生になった今でも連絡を取りあっていてよく遊んでいるそうです。サポート校では同じように起立性調節障害のある人も数名いました。

大学進学と将来の夢

公募推薦で京都産業大学の法律学部を受験した彼女。志望理由は「法務教官という夢に近づく」という思いでした。

法務教官になりたいと思ったのは、ニュースで少年事件を見て事件を起こした少年の背景に関心を持ったことがきっかけです。そこで非行を犯した少年が立ち直れるように教育・相談する法務教官に興味を持ったそうです。

第一志望だった大学に通いながら今は一人暮らしを始め、体調に合わせて朝の授業を避けるなど工夫しながら生活しています。

「今は起立性調節障害の症状は落ち着いていて、めまいがするくらいです。大学は自分で生活管理できるのがいいですね」と話してくれました。

通信制高校を考える人へのメッセージ

通信制高校に転入する前、学校に行けない状態が今までの人生のレールから外れたみたいで不安だったと振り返る彼女。通信制高校に入学した後、通信制高校で卒業して社会で活躍する先輩を見て、その不安はなくなったといいます。

同じ境遇の通信制高校を検討している方へメッセージをいただきました。

「一番伝えたいのは通信制高校だったり、不登校だったりで悩んだとしても、10代のうちは『人生のレールから外れた』と不安にならなくても大丈夫ということです。」

通信制高校に入って同じ境遇の友人ができ、ロールモデルも見つけることができて前向きになった彼女。通信制高校選びについても伺いました。

「学校選びでは、体調や生活に理解のあるところ、自分が勉強したい時に勉強できるような、自分に合ったスタイルを探してほしいです。」

まとめ

起立性調節障害という体調の課題や、コロナ禍での制限の中で通信制高校を選び、自分のペースで学び続けたことで、大学への進学という道を切り開いた今回の体験談。

「人生のレールから外れた不安」に向き合いながら、自分の道を探していく——通信制高校だからこそできた学びと出会いが、大きな支えになったというお話でした。


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