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【屋久島おおぞら高校 口コミ体験談】商業高校の挫折を越えて|クラークとおおぞら高校の雰囲気の比較

2026年2月14日

【屋久島おおぞら高校 口コミ体験談】商業高校の挫折を越えて|クラークとおおぞら高校の雰囲気の比較

「高校は卒業したい。けれど、今の勉強がどうしても楽しくない」 資格取得を目指して入学した商業高校。しかし、避けては通れない「簿記」という科目が、彼女の足を引き止めました。やる気だけではどうにもならないミスマッチ。そこから始まった欠席の増加は、決して「逃げ」ではなく、自分に合う場所を探すためのシグナルでした。 コロナ禍を経て「学校へ行かない選択」が身近になった今、彼女が選んだのは大自然のエネルギーに満ちた屋久島おおぞら高等学校。自由な環境で自分を取り戻し、進路という壁にぶつかりながらも専門学校へと羽ばたいた、ある親子の再起の軌跡を辿ります。

高校生活のつまずきと通信制高校を選んだ理由

商業高校での挫折

娘さんは中学時代、学力的に進学先が限られていたことから、資格取得もできるという理由で商業高校へ進学しました。通学自体は問題なく、成績も良かったのですが、簿記だけはどうしても理解できず、「楽しくない」と感じるように。モチベーションを保てなくなり、高校2年生の2学期から徐々に欠席が増えていきました。

「高校は卒業しておきたい」という本人と保護者の思いから、高校3年生に進級する前に転校を検討することになります。

通信制高校への関心と屋久島おおぞらとの出会い

コロナ禍で「学校に通わない」という選択肢が一般化しつつあったことも、通信制高校を検討する後押しになりました。お母さまの友人から「屋久島おおぞらのオープンキャンパスは雰囲気が良かった」という話を聞き、興味を持ったそうです。

急ぎ転校先を探していたため、他校との比較は行わず、個別面談に参加。その際、電話した時にとても親身に話を聞いてもらえて、個別面談をすぐに受けることができたといいます。本人が「ここに通いたい」と即決したこと、進学スタイルや進学先も幅広く対応してもらえること、大自然の屋久島でのスクーリングに惹かれたことが決め手でした。全日制高校に通うことが難しいと思っていたため、通信制高校に転入することは希望であったといいます。

屋久島おおぞら高校での生活とサポート体制

自由度の高い学習スタイル

屋久島おおぞら高校ではクラス制はなく、生徒一人ひとりに「マイコーチ」という担当教員がつきます。学校独自のメッセージアプリを通じ、課題の進捗や学校生活の様子を気軽にやりとりできるのが特徴です。

通い始めたときは週5日登校したため、学校側も驚いたそうです。なぜならほとんどの生徒は週1回程度の通学スタイルでした。時には週1~2回休む日もありましたが、通学自体が嫌いなわけではなく、自由度の高さが本人に合っていたようです。

授業はオンデマンドではなく、全国のキャンパスで行われている授業をリアルタイムで受講します。自宅で受ける場合はPCを使用し、登校時は大きなスクリーンで視聴。友人は週1回しか来ない場合も多かったものの、自然と人間関係が築けたそうです。午前中は単位取得に必要な授業で、午後からは「みらいの架け橋レッスン」というなりたい大人になるためのオリジナル授業があります。お子さんはなりたいものが決まっていなかったため、ほぼ参加しませんでした。美容、理容、キックボクシング、アニメ、英会話などが主でしたが、もう少し選択肢が欲しかったとお母さまはいいます。


屋久島でのスクーリングは、お子さんの時は、天候に左右されて飛行機から降りられず引き返す、ということが起きたため、行けないかもしれない状況になりました。しかし、日数がないなか、冬休みに再度行ってくれたといいます。また、「全国のキャンパスから数人ずつ集まるので、普段なら会えない生徒とも交流することができたのが良かったと思う」とおっしゃっています。実際に先生が気が合いそうな人を見つけてくれて友達ができたそうです。


屋久島おおぞら高校では行事として体育祭、文化祭がありました。文化祭は実行委員を中心に生徒が取り組んでいて、小規模ながらも工夫をして楽しめていたそうです。体育祭は3つのキャンパス合同開催で、キャンパス対抗で行ったため、キャンパスの絆も深まり団結してとても楽しそうに行っていたとおっしゃっています。しかし「修学旅行はなく、学年での行事はほぼなかったのは残念だと思う」とも。お子さんの場合は全日制の高校で経験していましたが、高校の思い出作りのために修学旅行があればもっとよかったといいます。

柔軟な対応ときめ細かいサポート

全日制高校のような細かい校則や熱血指導はなく、精神的に負担の少ない環境が整っていました。マイコーチは課題管理や学習相談だけでなく、友人関係のフォローも行い、学校の様子を学校のチャット形式のアプリでお知らせしていました。また、マイコーチが合わないとなったら変更できますが、お母さまは変更は言いにくいと指摘しています。

卒業後の進路と通信制高校選びの注意点

専門学校への進学とその後

入学した当初は大学受験を視野に入れており、大学の指定校がたくさんあると入学前に資料を見せてもらったといいます。その時、本当にたくさん指定校があり、キャンパスの分の指定校枠がこれだけあればほぼ安泰で大学に行けるのではと思ったそうです。しかし、実際の指定校枠は全国のキャンパスの分の指定校枠で、思った以上に少なかったといいます。その中で、指定校推薦に挑戦する際は、進路について相談したり、授業外でのサポートがあり、十分なサポートを受けることができました。指定校枠を獲得するにはかなり競争率が高く、希望する大学進学は叶いませんでした。指定校推薦での大学受験から専門学校の受験に切り替え、最終的に日本外国語専門学校に入学しました。

専門学校はかなり授業のスケジュールが厳しく、高校は楽だったと感じるそうです。現在は専門学校で勉強する中で自身の進路について模索しています。

通信制高校は「合う・合わない」が大きい

保護者として強く感じたのは、「通信制高校は学校ごとに特色が大きく異なる」という点です。下のお子さんはクラーク記念国際高校に通っており、屋久島おおぞら高校とは全く別の雰囲気だといいます。

クラーク記念国際高校は対面授業中心で規律が厳しく、制服着用が基本。一方、屋久島おおぞら高校は私服自由で、髪色も個性豊か。下の子は「おおぞらの雰囲気は合わない」と判断し、迷わずクラークを選びました。2人のお子さんの通信制高校での生活を踏まえて、お母さまから通信制高校を検討している方へのアドバイスをいただきました。

「いろんな通信制高校があるので、自分の子どもに合うか、通えるかをよくよく注意した方がいいと思う。」

まとめ

屋久島おおぞら高校での生活は、自由で精神的に負担が少なく、本人のペースを大切にできる環境でした。一方で、自己管理や進路の現実的な難しさも経験しました。

通信制高校は「合う子には非常に良い環境」ですが、校風や授業スタイルが合わない場合は学びづらくなります。これから選ぶ方は、実際に見学や面談を行い、本人の感覚を大切にすることが成功への第一歩と言えるでしょう。


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