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通信制高校の私立と公立、どっちがいいの?迷っている人のための徹底解説

2026年1月22日

通信制高校の私立と公立、どっちがいいの?迷っている人のための徹底解説

「通信制高校を検討し始めたけれど、公立と私立で何が違うの?」と疑問に思っていませんか? 通信制高校は、近年その柔軟な学び方が注目され、生徒数も年々増加しています。しかし、ひと口に「通信制」と言っても、公立と私立では学費や通い方、卒業率にいたるまで、その実態は大きく異なります。 本記事では、公立・私立それぞれの定義や仕組みを徹底比較します。メリットはもちろん、見落としがちなデメリットや「どんな人に向いているか」まで詳しく解説します。自分にぴったりの学校選びをするための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

1.通信制高校の公立と私立の定義と仕組み

まずは通信制高校の基本的な仕組みから見ていきます。通信制高校とは、自宅での学習(添削指導)と定期的に通学して授業を受ける指導(スクーリング)、試験によって単位を修得し、高校卒業資格を得る仕組みです。

通信制高校は設立した団体の区別によって「公立」と「私立」に分類されます。


・公立通信制高校

都道府県や市区町村などの公的機関が設置・運営しています。学費が安く、地域密着型のスタイル。「狭域通信制高校」という、学校のある県と隣接するひとつの都道府県から生徒を募集する通信制高校がほとんどです。


・私立通信制高校

学校法人など民間団体が設置・運営しています。多彩なコース・柔軟な学びを提供できることが特徴です。学費は公立より高め。「広域通信制高校」と呼ばれる、3つ以上の都道府県で生徒募集を行って、各地にサテライト施設(キャンパスや学習センターなど)を設置するタイプが多くあります。これによって、全国どこからでも通いやすい体制となっています。

2.学費・通いやすさ・コースの数…数字で比較する私立と公立

文部科学省の調査(令和6年度)によると、全国の通信制高校は303校あり、そのうち公立は79校、私立は224校と私立が圧倒的に多い状況です。生徒数でも、私立通信制高校は約23万人、公立通信制高校は約6万人と大きな差があります。


その背景には、私立通信制高校が多様なコースや特色を打ち出し、進学希望者や専門学習希望者などの幅広いニーズに応えている点があります。私立では、全日型・週1〜2日の通学型・完全オンライン型、また美容師免許やプログラミング学習などの専門学習に特化したコースなど、学習スタイルの選択肢が豊にあります。


対して公立は多くの場合、スクーリングは週1日〜月数回程度と限られており、通学回数を少なく抑えたい生徒や、費用を重視する人に向いています。


学費面では、公立通信制高校は年間数万円〜10万円前後と全日制の公立高校と同じ程度の水準で通うことができます。私立は学校にもよって大きく異なりますが、年間10万〜40万円程度が一般的です。ただし、私立でも高等学校等就学支援金の制度を利用でき、一定条件を満たせば学費の一部が軽減されます。


3.意外な落とし穴…!私立通信制高校、公立通信制高校のデメリット

私立通信制高校のデメリット

・公立高校と比べて学費が高く、学校によっては週5日の登校で年間100万近くかかることがあります

・スクーリングは年に数回ほどしかない学校が多いため、多くの日数通いたい人は別途料金がかかります

・生徒数の増加によって多くのキャンパスができているため、同じ学校でもキャンパスによって雰囲気が異なります


公立通信制高校のデメリット

・入学や転入時期が年に1回(4月)または2回(4月、10月)に限られ、入学時期を過ぎると半年後に申し込むことになってしまう

・公立通信制では多様な年齢層の生徒が在籍しているため、同じ年代の友達が作りにくい

・公立通信制高校の卒業率は私立より低く、3年以上在籍して卒業を目指す生徒が多い

・スクーリングの柔軟度は私立よりもシビアで、単位取得のためには最低でも2週間に1回登        校しないといけず、登校することが苦手な人は単位取得が難しいケースも

公立通信制高校にも私立通信制高校にもデメリットはありますが、それぞれの特徴をもとにどちらが自分に合っているかを考えて選択しましょう。


4.私立通信制高校に向いている人、公立に向いている人

私立通信制高校が向いているのは


・通学型やオンライン型など多彩なコースから選びたい

・大学進学を目指したい(特進コースなどがある)

・芸能・スポーツなど特別活動と両立したい

・転入・編入を柔軟に行いたい

私立は広域通信制高校も多く、自宅の近くにキャンパスがあれば、スクーリングや相談もしやすいのが魅力です。また、文科省調査でも年度途中の転入・編入が私立で多く(全体の約32%)、環境の変化に応じて選びやすいこともポイントです!


公立通信制高校が向いているのは


・学費をできるだけ抑えたい

・地域の学校に通いたい

・社会人や年齢の高い生徒とも学びたい(年齢層が幅広い)

・自分で学習計画を立て、自学自習を重視したい

公立は地域密着型で、地元の高校でスクーリングを受ける安心感があります。特に社会人や主婦など幅広い世代が通うため、多様な価値観に触れられる点も特徴です。


卒業後の進路や将来も考えて選ぶのが大事

卒業後の進路設計や費用、また登校スタイルなどによって私立、公立の選択は異なります。行ってみたい通信制高校が見つかったら学校説明会やオープンキャンパスに行き、自分の希望する条件と照らし合わせてみましょう。


制度の違いを知って、自分に合った学び方を選ぼう

どちらにもメリットと注意点があり、大事なのは「自分がどんな高校生活を送りたいのか」を軸に選ぶことです。

気になる学校の説明会や見学に参加し、自分の目で確かめることが後悔しない進路選びの第一歩です。通信制高校は、自分らしい学び方を選べる時代です。自分に合う学校を、じっくり探してみてください!

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