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通信制高校は「コース変更」できる?体調に合わせて通学・オンラインを選ぶコツ

2026年2月1日

通信制高校は「コース変更」できる?体調に合わせて通学・オンラインを選ぶコツ

通信制高校への入学を検討されている方にとって、学校選びで重要な要素の一つが「コース切り替えの柔軟性」です。 これは、生徒の皆様が高校生活を送る中で、体調や精神的な状況、あるいは急な転居などの変化に直面した際に、「対面型(通学)」と「自宅でのリモート学習」といった学習スタイルを、無理なく切り替えられる学校の仕組みを指します。 高校生活の数年間は、生徒の心身の状態や目標が大きく変わる時期です。入学時に「完全オンライン」を選んだ生徒が途中で「通学」したいと考えるようになったり、その逆のこともあります。コース切り替えの柔軟性は、生徒がどんな状況になっても高校卒業するための保険になるのです。 本記事では、実際の卒業生や在校生の声をもとに、この「コース切り替えの柔軟性」がなぜ重要なのか、そして学校選びで具体的にどこを確認すべきかを、詳細に解説します。

1. コース切り替えが必要になる事例

① 心身の不調からの「休養」と「回復」

全日制高校の忙しい生活や集団教育が合わず、心身の不調を抱えて通信制高校を選ぶ生徒は少なくありません。

・体調回復のための休養

通学コースを選んだとしても、途中で体調が再び悪化したり、心のプレッシャーが大きくなったりする場合があります。このとき、すぐに自宅でのリモート学習に切り替え、登校の負担をゼロにできる柔軟性が必要です。
「人間関係の悩みから生じた心身の不調を抱え、...自分の体調に合わせて登校日数や学習ペースを柔軟に調整できたことが最も良かったです。」(鹿島学園高等学校・卒業生)

・学校生活の復帰

 入学当初は心身が不安定でオンライン型の学習をしていても、心身が安定するにつれて、「学校で友達と会いたい」「先生に直接質問したい」という気持ちになったりします。そういった時にスムーズにコース変更ができると学校生活がより楽しめます。

「心を打ち明けてくれるまで長くかかりましたが、講師の授業やサポートを受けながら1年、ついにオンライン型+通学型に切り替えてくれるという嬉しい出来事がありました。無理しないよう週1回の午前か午後のみの通学でしたが、同じ悩みを抱える生徒さんとも触れ合い前向きになれるようサポートしてくれたので先生の存在は非常に頼もしかったです。」(トライ式高等学院・保護者)

② ライフスタイルや目標の変化への対応

心身の状況だけでなく、卒業後の目標や日々の生活の変化も、コース切り替えに柔軟さがあるとスムーズに卒業できます。

・他の活動との両立

プロの芸術家やアスリートを目指す場合、アルバイト、海外留学、資格取得、受験勉強に集中したい場合などに登校日数を減らし、自分の時間を増やすことができます。

「それまでは週5日登校していたが、大学受験することを決めて学習時間を確保するために週3登校に変更しました。」(N高等学校・卒業生)

「わたしの娘は画家を目指しており、美術に関する勉強にあてる時間を多く取りたい...ネットコースということで好きな時に好きな場所で授業を受けることができる点が美術を勉強しながら学べるという点で娘に合っていた」(N高等学校・保護者)

・急な転居や家庭の事情

 親御さんの転勤などで急な引っ越しが必要になった場合、全国にキャンパスを持つ広域通信制高校であれば、通学コースから完全オンラインコースへ切り替えることで、転校手続きなしで同じ高校の卒業を目指すことが可能になります。

2. 実際のコースに見る「柔軟な学びの仕組み」

柔軟性が高い学校は、対面とオンラインのどちらにも対応できる「ハイブリッドな学び」を提供しています。体調が不安な方や起立性調節障害等で当日にならないと学校にいけるか分からないという方はこの3点を確認することがおすすめです。

①「通学」と「リモート」のハイブリッド運用

登校日数が定められている通学コースに在籍していても、一時的に自宅からの学習が認められる場合、生徒の負担を大きく軽減します。

②一時的なリモート参加

例えば、週3日登校のコースにいても、「今日は朝起きるのが難しい」「少し体調が優れない」といった場合に、自宅からオンライン授業に「リモート参加」することで出席扱いとなる仕組みです。

「zoomで授業を生配信してくれていたので、教室でも、家でも皆同じように授業を受けられたのが良かったです。」(おおぞら高等学院・卒業生)

③登校日数の調整の容易さ

 週5日通学できるコースに在籍していても学校側が生徒の自己管理能力や体調に合わせて、柔軟な登校ができる学校も多くあります。

「課題の提出とテストの日のみ通学し、テストに合格さえすれば進級、卒業できるというシステムの学校でした。」(おおぞら高等学院・卒業生)という声があるように、

3. コース切り替えのルール

学校の「柔軟性」を評価する際、確認すべきなのが、コース変更の手順です。コースを変更できるかだけでなく、それをいつ、どのように変更できるかが重要です。

①コース変更の頻度と申請時期

・規定の確認

 多くの学校では、コースの切り替えを学期の変わり目(年2回や3回)に設定しています。しかし、中には「問題が発生すればサポートがある」という形で、生徒の状況に応じて随時相談を受け付ける体制を整えている学校もあります。 年度の初め(年1回)にしか変更できない学校では、生徒が心身の不調を感じてから、次の変更機会まで半年以上待たなければならない場合もあります。

・通知時期の把握

 変更を希望する際は、「変更希望月の1〜2ヶ月前までに申請が必要」など、具体的な期限が設けられていることが一般的です。急な変更が必要になった場合の手続きの迅速さについても、事前に学校に確認しておきましょう。

②変更に必要な手続きと費用

・手続きの簡単さ

柔軟性の高い学校では、担任やメンターとの面談と、簡単な書類の提出だけでコース変更が認められることが多いです。
「担任の先生が定期的に面談をしてくださり、学習面だけでなく生活面でも支えていただきました。」(天王寺学館高等学校・在校生)


・費用変動の確認

通学回数が多いコースから少ないコースへ移行する際、既に支払った学費がどのように精算・返金されるのか、またはコース変更によって追加で発生する費用(教材費、サポート費など)がないかを明確にしておく必要があります。

4.通信制高校の「コース切り替えの柔軟性」チェックリスト

通信制高校の説明会やオープンキャンパスで事前に聞いておきたい「コースの柔軟性」について質問リストでまとめました!

① コース切り替えが必要になるケースへの対応

・心身の不調時に、すぐに通学からオンラインへ切り替えできますか?

・復帰したい時に、オンラインから通学へスムーズに戻れますか?

・ 週◯回通学→週◯回通学へ変更するなど、登校日数の調整は柔軟ですか?

② ハイブリッド学習の実態

・通学コースでも、体調不良時に当日の「リモート参加」が認められますか?

・ 通学回数や学習場所の変更はどれくらい柔軟にできますか?

③ コース変更のルール・手続き

・コース変更は年に何回できますか? 随時相談は可能ですか?

・ 変更申請はいつ行えば良いですか?(例:希望月の1〜2ヶ月前)

④ 費用について

・ コース変更によって学費はどのように変わりますか?

・ 通学回数を減らした場合、差額は返金されますか?

・ 追加費用(教材費・サポート費など)は発生しますか?

 柔軟性こそが「学びを諦めない権利」

通信制高校の「コース切り替えの柔軟性」は、予期せぬ困難や体調の波があっても学びを諦めなくていい環境を守るための大切な仕組みです。

 入学時に不安を抱えていても、「もし通えなくなったら、自宅学習に切り替えればいい」
「体調が回復したら、また登校スタイルに戻ればいい」
――そうした安心感が、生徒の心の安定につながります。

学校を選ぶ際には、カリキュラムだけでなく、
「生徒の状況に合わせて、どれだけスムーズかつ迅速にコース変更できるか」
という点に着目することを強くおすすめします。

こうした柔軟な仕組みこそが、生徒が安心して高校生活を送り、未来の選択肢を広げていくための、確かな土台となるはずです。


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