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【S高 口コミ体験談】あえて「S高を中途退学」という選択。国立大合格を目指す息子の決断

2026年2月13日

【S高 口コミ体験談】あえて「S高を中途退学」という選択。国立大合格を目指す息子の決断

中学受験を経て手にした、憧れの第一志望校への合格。しかし、輝かしい未来が約束されたはずの場所で、予期せぬ困難が待っていました。コロナ禍による環境の変化、そして「起立性調節障害」という体調の異変。朝、どうしても体が動かない息子さんの姿を前に、ご家族はどれほどの葛藤を抱えてこられたでしょうか。 「このままでは留年してしまう」という崖っぷちの状況で、息子さんが自ら選んだのは、通信制高校への転校、そしてその先の「国立大学受験」という挑戦でした。 今回は、そんな激動の時間を共に歩んできたお父様に、息子さんがどのようにして自信を取り戻し、自らの足で未来を切り拓いていったのか、その2年間の軌跡を詳しく伺いました。レールを外れることを恐れず、自分に合った学びの場を追求した親子の物語は、今まさに進路に悩む多くの方々にとって、確かな希望の光となるはずです。

進学校でのつまずきと、お父様が支えた「やり直し」の決断

お父様が語ってくださったのは、私立の中高一貫校に通っていた息子さんの切実な歩みです。念願の志望校合格を手にしたものの、入学と同時に始まったコロナ禍が学校生活に影を落としました。行事の制限や馴染みきれない人間関係、そして進学校ならではのスピードの速い授業。環境の変化が重なる中で、息子さんは次第に不登校気味になっていきました。

追い打ちをかけるように息子さんを苦しめたのが、起立性調節障害の症状です。朝、体が重く起き上がれない日々が続き、無理に通学させれば心身ともに限界が来ることは明白でした。高校1年生の秋、出席日数が足りず留年が現実味を帯びたとき、息子さんは自ら「学校を辞めて、高卒認定を取りたい」と口にしました。お父様は、その決断の裏にある「もう一度やり直したい」という強い意志を尊重し、新たな道を探し始めることにしたのです。

S高ネットコースという選択。お父様が感じた「無理のない居場所」

新たな進路を検討する中で、お父様が最も重視したのは「息子さんが無理なく続けられること」でした。そこで選んだのが、S高等学校のネットコースです。通学の負担が最小限に抑えられているこの環境は、起立性調節障害を抱える息子さんの体調に非常に合っていました。また、学費が抑えられる分、大学進学に向けた塾の費用に充てられるという現実的なメリットも、進学を希望する息子さんにとって大きな後押しとなりました。

お父様が特に印象に残っているのは、当時の担任の先生との三者面談です。わざわざ自宅近くの喫茶店まで足を運んでくださった先生は、息子さんのこれまでの苦労を優しく受け止めた上で、「通信制へ進んでから力を伸ばした生徒もたくさんいますよ」と励ましてくださいました。その柔軟で温かい対応に、お父様は「ここなら息子が自分のペースを取り戻せる」と確信したといいます。

昼夜逆転から「自律」へ。息子さんが自ら見つけた学びの形

S高での生活が始まってからも、しばらくは昼夜逆転の生活が続きました。昼過ぎに起き、夜中に活動する息子さんの姿にお父様も不安を感じた時期があったそうですが、息子さんの中では静かに、しかし確実な変化が起きていました。自分のペースで進められるレポート学習を通じて、息子さんは「体調が良い時に集中して学ぶ」という独自のスタイルを確立していったのです。

かつては現実逃避のように熱中していたゲームも、いつしか息子さん自ら「飽きた」と言って封印してしまいました。生活リズムは夜型のままでも、自律的に机に向かう時間は着実に増えていきました。お父様は、息子さんが「形通りの規則正しさ」に縛られることなく、自分の意志で学びをコントロールし始めた姿に、大きな成長の兆しを感じ取っていました。

国立大学合格への戦略。あえて退学を選び、高卒認定へ

2025年3月、息子さんはS高を卒業するのではなく、あえて中途退学して「高卒認定試験」を受けるという道を選びました。単位修得は順調でしたが、基礎が中心の課題内容に対し、国立大学の理系学部を目指す息子さんは次第に「物足りなさ」を感じるようになっていました。息子さんは「課題に時間を割くよりも、そのすべてを受験勉強に費やしたい」と、お父様にきっぱりと告げたそうです。

「高認は簡単だから大丈夫だ」という息子さんの言葉に、以前のような迷いはありませんでした。現在は昼過ぎに塾へ行き、夜10時まで勉強に没頭し、帰宅後も自室で参考書を開く日々を送っています。お父様は、息子さんが自分のレベルに合った学びを自ら選び取り、目標に向かって突き進む姿を誇らしく見守っています。

通信制高校は、夢へ向かうための「助走期間」

振り返ってみれば、息子さんにとっての通信制高校での1年半は、自分自身の足で歩き出すための貴重な「助走期間」だったとお父様は語ります。不登校や体調不良に悩んでいた頃、立ち止まった時間は決して無駄ではありませんでした。通学の重圧から解放され、自分らしい時間の中で生きる力を取り戻した経験は、これからの人生において大きな財産となるはずです。

お父様は、同じように子どもの進路に悩む保護者の方々へ、「道は一つではない」というメッセージを送っています。起立性調節障害という制約がありながらも、通信制高校という選択肢を経て、自らの手で未来を切り拓こうとする息子さんの軌跡。それは、困難の中にいる多くの親子にとって、新たな一歩を踏み出すための確かな勇気となることでしょう。

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