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通信制高校の「入学年・入学時期」を徹底解剖!

2026年1月16日

通信制高校の「入学年・入学時期」を徹底解剖!

全日制高校は4月の「新入学」が基本ですが、通信制高校の入学時期は様々です。 学校生活に馴染めなかった、心身の不調を抱えている、あるいは学業以外の活動と両立したいなど、いろんな理由で年度途中からの「転入学」や「編入学」をする人もいます。 通信制高校は、生徒一人ひとりの状況に合わせ、学びを「自分のタイミング」でスタートできます。しかし、「いつ、どのように入学できるか」は学校によって異なります。毎月入学を受け付けている学校もあれば、年に数回に限定している学校もあります。 この記事では、「入学年・入学時期」に関する疑問を解消し、途中入学でもスムーズに学校生活に馴染むための秘訣を、人気の通信制高校の例とともに解説します

1. 通信制高校の3つの入学形態


  • 通信制高校への入学には、3つの形態があります。自分がどのタイプに当てはまるかを確認することが、最初のステップです。          

    ①「新入学」

    これは中学校を卒業する人、あるいは中学校卒業後にまだ一度も高校に入学していない人が対象です。多くの学校では4月に入学時期が設けられていますが、中には10月にも新入生を募集している学校もあります。高校生活を一から始めたい人にとって、最もスムーズなスタートが切れる形態です。

    ②「転入学」

    現在、他の高校(全日制・定時制・通信制)に在籍している人が対象で、多くの通信制高校が毎月受け付けています。転入学では、在籍期間や修得済みの単位をそのまま引き継ぐことができるため、退学することなくスムーズに移行し、高校卒業の時期を遅らせずに済みます。

    ③「編入学」

    これは過去に高校を中途退学した人が再び高校に入り直す場合を指します。多くの学校では転入と同様に随時受け入れていますが、学校によっては年に2回と時期を限定していることもあります。以前に修得した単位を活かしながら、高校卒業資格の取得を目指せます。 

    2. 転入学・編入学を成功させるための最重要チェックポイント

    年度途中から転入・編入を検討する際、まず確認すべきは「学校が随時入学を受け付けているか」、そして「手続きの期限」です。

    入学を受け入れる頻度は学校によってさまざまです。毎月受け入れを行っている学校では、生徒の事情に非常に柔軟に対応でき、「在籍している高校をやめて今すぐ別の学校で学びたい」というニーズにも応えやすい体制が整っています。

    3ヶ月ごとに入学できる学校では、学期やクォーターの区切りに合わせてカリキュラムが構成されており、自然なタイミングで合流することが可能です。

    一方、年に2回(4月や10月など)の入学時期に限定している学校では、学習計画がしっかりしている反面、急な転編入には対応しにくいため、早めの準備が必要です。

    また、転入・編入では「いつまでに手続きを終えれば予定通り卒業できるか」という点も重要です。通信制高校では、単位認定のために3年間の在籍期間が必要であり、締切を逃すと卒業が半年〜1年遅れることもあります。多くの学校では、3月卒業を目指す場合、前年の12月〜1月頃に最終の転入・編入締切を設けています。

    実際に、「高校2年の2学期から居心地の悪さが増し、通信制に転入したが、卒業年度が変わらなかったことが大きな決め手だった」(佐賀北高校通信制)と語る卒業生の声もあります。3年間で卒業したい方は、早めに学校に相談し、具体的なスケジュールを確認することが大切です。

    3. 年度途中入学のメリット

    途中入学には不安もありますが、通信制高校ではその不安を解消するための工夫がされています。

    転入・編入を頻繁に受け入れている学校では、同じタイミングで入学する仲間(途中入学の同期)が必ず存在します。最初に新入生のオリエンテーションやイベントを行い、同期や通っている生徒と仲良くなる機会を提供している学校だと、学校に馴染みやすくなります。

    「転入生向けのオリエンテーションがあり、同じ月に転入した生徒が集まったときに、隣にいた同じイラストコースの子と仲良くなれた。」(ヒューマンキャンパス高校・卒業生)

    途中入学者が多い学校だと、「途中から入ること」も普通だという雰囲気があり、途中入学でも馴染みやすい環境です。同じ悩みや不安を共有できる仲間と出会いやすいというメリットもあります。

    さらに、通信制高校では生徒一人ひとりに寄り添う個別サポート体制が整っています。元の学校での人間関係や学習のつまずきなど、背景が異なる生徒に対して、担任やメンターが親身に支援する仕組みがあります。

    「担任の先生が定期的に面談をしてくださり、学習面だけでなく生活面でも支えていただきました。進路についても具体的なアドバイスがあったので、不安を減らすことができました。」 (天王寺学館高校・保護者)

    「マイコーチ制度なので自分と気が合う先生、話しやすい先生を生徒が自ら選ぶことができるのが魅力的だった。(中略)なんでも話せる存在でとても支えられたとかんじます。」 (おおぞら高校・卒業生)

    友人が作れるか不安な方は、登校日数だけでなく、転編入生の比率や、メンタルサポート、友人作りのサポートがあるかを確認することがおすすめです。

    4. 人気通信制高校に見る「入学時期の柔軟性」と口コミ

    通信制高校の中でも、特に人気のある学校では、転編入の受け入れ体制やサポートが充実しています。

    N高等学校・S高等学校・R高等学校

    まず「N高等学校・S高等学校・R高等学校」では、新入学が4月と10月、転編入はネットコースの場合はほぼ毎月、受け付けています。通学コースの場合は4月・7月・10月・1月に受け入れています。

    ITを活用した個別のオンライン学習が中心なため、どの時期からでもスムーズに授業に参加できるのが特徴です。体調や学習のペースに不安がある生徒から高く評価されています。

    「(N高の決めては)完全オンラインでの学習が可能であった点です。体調が不安定な中での通学は考えにくく、自分のペースで学習を進められることはとても大きなメリットだったと思っています。」 (N高・卒業生)

    「自宅学習でも進捗確認があるので、怠けたりサボったりすることはないです。優しく背中を押してくれるので子供は心を閉ざすことは無く、先生や生徒と良い関係を築いています。」 (N高・保護者)

    友達作りに関しては、あまりサポートが充実していなかったという口コミもあります。

    「人数が多いのは安心感もあるし、知名度もある学校ではあるが、ネットコースの場合は絶対的に必要な対応の知らせがSlackで流れてくるだけで、何かクラス内で交流があるわけではない。積極的に行かないと友達ができない環境だった。」(N高・卒業生)

    飛鳥未来高校

    「飛鳥未来高校」は「毎月転入可能」な学校です。その中で先生の親身なサポートが特に評価されています。人間関係や心の不調で全日制を辞めた生徒にとって、再スタートしやすい環境です。

    「週1くらいで学級会があって、そこでレクリエーションとか交流会があったけど緊張して参加できなかった。」 (飛鳥未来高校・卒業生)

    「毎行事ごとにリーダーなどの立ち回りで迷っていたら必ず気がついて親身に話を聞いてくれた。わざわざ1教室開けて話してくれた。」 (飛鳥未来高校・卒業生)

    「転入時期が毎月あるので、全日制を辞めてからすぐに手続きができました。」 (飛鳥未来高校・卒業生)

    ルネサンス高校

    ルネサンス高校は スクーリング日数の少なさとオンライン完結型の学習が特徴です。転入は毎月可能で、編入は4月、または10月になります。

    「通学は必要最低限でよく授業もオンラインだったので自分の時間を楽しめると思ったからです。」 (ルネサンス高校・在学生)

    「スクーリング日数が少ないルネサンス高等学校を知り、そこへ入学することを決めました。(中略)人とのコミュニケーションが苦手な私にとっては合っていました。」 (ルネサンス高校・卒業生)

    クラーク記念国際高校

    クラーク記念国際高校は多様なコースと進路指導の手厚さが特徴です。カウンセラー資格を持つ教員が多いなど、「メンタルサポート」を重視する口コミが多く、途中入学の生徒の心理的な負担を軽減する配慮があります。

    「週3日通学型を選べば仲間と顔を合わせつつも、自分のペースで進められることが安心でした。担任やカウンセラーが常駐し、進路指導も丁寧で心強かったです。」 (クラーク高校・卒業生)

    「先生方もカウンセラー資格を習得されていて、相談も気軽にしやすい雰囲気だと思い安心して毎日送り出すことができます。」 (クラーク高校・保護者)

    ただし、カウンセラー資格については懐疑的な口コミもあります。

    「カウンセリングの免許は誰でも取れるしそんな謳うほどじゃない。不登校の子が多い環境なのに質が低いカウンセリングを売りにしているのは微妙。先生が忙しくて相談に乗れる環境じゃない。」(クラーク高校・卒業生)

    第一学院高校

    第一学院高校は「マイコーチ」制度など、個別指導と精神的サポートが充実しています。生徒のペースを尊重し、無理に干渉しない距離感が、人間関係の悩みで転入した生徒の「安心感」につながっています。

    「良い意味で学校の生徒同士が距離感があることです。(中略)無理に干渉してくることはなく良い意味で踏み込みすぎない関係であることが上手く人間関係を気づけているようです。」 (第一学院高校・保護者)

    「体調不良や理由があり欠席をしたとしても欠勤日数を超えてなければ調整をすることが出来たので、先生も強く言ってこないのが良かった。」 (第一学院高校・卒業生)

    NHK学園高校高校

    「NHK学園高等学校」も転入を毎月受け入れています。編入は4月と10月に限られています。先生のサポート体制の評価は高い一方で、友達の作りやすさが残念だったとの口コミがありました。

    「やっぱり学校に来なくなってしまう子が多い、もともと不登校な子も多いので、人間関係に臆病な子が多いので、誰かが間に入ってくれないと中々関係性が作りづらいところがあると思う。」(NHK学園卒業生)

    5.説明会で確認必須!【入学時期と途中入学後の生活】に関する質問リスト

    ①入学時期・手続きに関する質問

    年度途中の入学を検討する際に、最も重要な手続きの期限と卒業時期に関する質問です。

    入学の柔軟性について

    ・新入学以外に、転入学や編入学は毎月受け付けていますか?それとも、年に何回(例:4月・10月など)と時期が限定されているか。

    卒業時期の確認

    ・現在(または過去)の高校での在籍期間と修得単位数を伝えた上で、「予定通り3年間で卒業する」ためには、いつまでに転入・編入の手続きを完了させる必要があるか。(具体的な最終締切日を確認)

    単位の引き継ぎ(転入学・編入学)

    ・現在(または過去)の高校で修得した単位は、すべて引き継げるか。(特に未修得の科目や足りない単位について確認)

    ・入学選考について

    ・転入学・編入学の選考では、面接の他に筆記試験があるか。また、その選考はどのくらいの頻度で行われるか。

    ②途中入学後の生活・馴染みやすさに関する質問

    年度途中から入学した後に、学校生活にスムーズに馴染めるか、孤立しないかを確認するための質問です。

    途中入学の同期について

    ・転入学・編入学を希望した場合、同じ時期に学校生活をスタートさせる「途中入学の同期」は毎月いるか。

    馴染むためのサポート

    ・転入生や編入生向けに、入学直後にオリエンテーションや交流イベントがあるか。

    ③入学形態の具体的な手続きに関する質問

    ご自身の現在の状況に基づき、どの手続きが必要かを確認します。

    手続きに必要な書類

    ・転入学の場合、現在の高校からどのような書類(在籍証明書、成績証明書、単位修得証明書など)が必要になるか。

    編入学の場合の単位の有効期限

    ・過去に退学した高校で修得した単位は、有効期限があるか。(編入学を検討している場合)

    新入学の時期

    ・新入学の場合、4月以外に10月入学などの選択肢はあるか。

     まとめ 通信制高校の入学時期は「あなたが準備できた時」

    通信制高校の入学時期の多様性は、あなたの人生設計に合わせて柔軟に選べる大きな魅力です。4月の新入学を逃しても、毎月あるいは3ヶ月ごとに転入・編入のチャンスがあります。

    重要なのは「いつ卒業したいか」を明確にし、そのために必要な手続きの期限を学校に確認すること。そして、「友人ができるか不安」という方は、途中入学の同期が多い学校や、個別サポートが充実した学校を選ぶことがポイントです。

    通信制高校は、集団生活や時間割の制約から解放され、自分のペースと個性を尊重してくれる場所です。この記事が、あなたにとって最適な通信制高校を見つける手助けになれば幸いです。






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